SUBARU BELL 412EPX量産事業は当社の航空宇宙カンパニーの将来を見据える上で非常に重要な戦略的事業です。この機体は、非常に幅広い用途に適合することで、お客様のニーズを必ずや満たすことができるでしょう。
また、民間から防衛にわたる幅広い領域に取り組むという、これまでに経験のないチャレンジングな取り組みだと考えています。
SUBARU BELL 412EPXのベース機である412シリーズは災害時の捜索・救助や空中消火、物資輸送、監視等の任務においてすでに定評のあるベストセラー機体です。
SUBARUはこの機体を日本国内で製造し、国内外のお客様向けに引き渡しを行います。
特徴としては
があげられます。
メインローターブレード
カナダにて地上耐久試験を実施(Bell社と共同開発)
SUBARU BELL 412EPXはSUBARUとBell社が国際共同開発した機体です。
世界のベストセラー機に、重要部品へのレーザーピーニング加工によるトランスミッションのドライラン能力向上などの当社のユニークな技術を適用し、さらに能力を向上させています。
SUBARUが世界にヘリコプターを販売するにあたり、アフターサポートや事業展開について、長年412シリーズを世界販売しているBell社と協力しながら万全の体制を構築しています。
本プロジェクトは国際共同開発、防需、民間同時開発というこれまでに例のない大きな事業です。調整先が多岐にわたる上に今までとは違ったまったく新しいスキームやルールを作る必要があり様々な壁にぶつかりましたが、一致団結して乗り越えてきました。
SUBARU BELL 412EPXは自衛隊や警察、海上保安庁、消防などで使用するヘリコプターということで災害派遣や警備偵察などの第一線で国民の命と財産を守る機体です。そこにかかわれることに私たちは誇りと使命感を持っています。
SUBARUは、これまで培ってきた開発、製造、お客様サポートの実績を世界中で活躍してきたBELL412型に反映させ、多用途ヘリコプターUH-2とSUBARU BELL 412EPXをお客様にお届けしています。
今後、より多くのお客様へのサポートを通じて人々の生活守り、笑顔をつくる会社としてさらなる進化を遂げていきます。